21:20の空。
外の空気が吸いたくなって、
一週間の弾丸旅でフランスにやってきた。
初めて訪れる7月のフランス。
飛行機から降りると空気はひんやりとしていて、
暑さから逃れられたことに少し穏やかな気持ちになった。
そんな時間も束の間。
今では強い日差しを浴びに浴びて丸焦げである。
そんなこんなで短い旅も終わりを迎える。
人に会い、芸術に触れ、美味しい食事と酒を飲み交わしたら、すっかりパワーが漲った。
肝心の買い付けも良い形で着地。
写真は全然撮れていない。
アルマーニをはじめ、ロメオジリ、ジルボー、マルジェラなど、偉大なデザイナーが就任していたイタリアのブランド、アレグリ。
地域密着型のレインコートメーカーからハイファッションへと名を上げていく背景には、単なるバルカラーコートでは収まらないクオリティの高さに定評があったから。
その微細な違いに差を感じることができてこそ、
このコートの良さに納得できる。
Palais(レディース店)でじわじわとメンズにウケているのが
スカート。
レイヤードに使いやすいものを見つけたので、
メンズ向けに買ってみた。
スコットランドのキルト的なのはキャラじゃないけど、
まるでコートの上から重ね着しているような
下半身の見せ方ができて、
これなら自分としてもスタイリングのイメージができる。
サイズ42なので、
パンツの上からも合わせやすいと思います。
キャサリンハムネットのパラシュートシルクシャツ。
当時影響を受けた店主の記事で知ってから約7年越し。
ついに己の手で買い付けられました。
あの頃のピュアな気持ちは薄れていくけど、
好奇心の赴くままに体が動いていた当時の熱い気持ちを
このタイミングで思い出させてくれた。
ありがとう、キャサリン。
モード史において重要な年号である1997年に起こった衝撃。
エネルギーに満ち溢れた作品に触れ気分も高まった。
さて、今週末は買い付け商品入荷です。